インストアライブ/なんば編
【2010/11/20しべりあん@TOWER RECORDS(難波店)の思い出】
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この日は朝から頭痛。久しぶりに鎮痛剤を飲む。
いくつかのノルマを済ませること、ユザワヤのカードを探すこと、
いろいろあって、家を出るのがかなり遅れた。
タップリ朝寝して妙に元気なS(3)が、
「ねーおかーさーん、はやくーいこーよー、らいぷー」
と玄関で私をせかす。
・・・しかし、このあと、
彼女は一曲も聴くことなく帰宅することになろうとは・・・、
このときは誰も知らない。
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人生2度目のなんば駅。
(1度目は先日の堀江音楽祭。
シベリアンニュースペーパーを追いかけると、未知の場所へ行くことになってしまうなあ。
いろんな意味で。)
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御堂筋線の若い駅員さんに道を尋ねたら、
立ち上がって、私たちに優しく易しく教えてくれた。
それが嬉しくてハグしたいくらいだった。
(しなかった)
だけど、電車の乗り換えに失敗してトホホ感満タンだったのが、
薄らいだのは確か。
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地下道を走って、エスカレーターを駆け上がったら、
あと3段のところで‘世界の果てへ連れ去られ’がはじまった。
そして、その時点で、抱っこされたS(3)は夢路に旅立っていた。
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20分遅刻で、4階フロアー到着。
陳列棚で区切ったすぐそこがステージ。
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ふと見ると、棚の隙間から見えるのは、
触れられそうなくらいの近さにある、ぐんじさん(p)の両手・オン・ローランド。
ひらおさん(d)の前腕・足裁き、
弦楽器隊の背中・横顔、
タッキーさんはじめスタッフのみなさん、
あまりによく見えすぎて、まぶしくてクラっとした・・・。
演奏もぐっとくるものだった。
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そのまま横から観てるのは、少しずるい感じがしたので、正面へ。
ラスト‘舌足らずな私’
アンコール‘ペルペトゥウム・モビレ’
どちらも集中してて、いい演奏だった。
お客さんも、盛り上がっていた。
3曲でも、満足☆
ああ来てよかった!
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せっかく都会へ来たからとDVDコーナーをチェックしたら、
自分の欲しいのは無くって、ちょっとがっかり&ほっとした。
(もしも飛石連休の漫才のビデオが並んでたら・・・
もしもデルス・ウザーラのブルーレイとか出てたら・・・
もしもジム・ジャームッシュBOXが存在してたら・・・
・・・ああ危なかった!)
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外へでたら、
道路でなにかの集会をやっていた。
ワゴン車の上のマイクからきこえてくるのは、よく知らない人たちの悪口ばかりで、
それを、怒ったような顔で熱心に聞いている、大勢の老若男女がいた。
さっきまでのタワレコの光景と違いすぎて、
なんだか、また頭が痛くなりそうだった。
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どっちの光景も、<空気の振動>と<人間の表情>として捉えれば一直線上のもの、
って云える気もする。
「でもなにかが決定的に違うな」
と、おもった。
でも、その違いはうまく云えない。
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ただ、自分は、
他人の<衝動>に、乗っかったり引っ張られたりすることだけはやめとこう、
と改めておもった。
そもそも、自分自身の<衝動>と付き合うだけで、もういっぱいいっぱいだ。
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なんばは都会だ。ほかにも、いろーんなヒトを見かけた。
どういう用事なのか職業なのか、見当もつかない感じのヒトたち・・・
こわいけれどおもしろかった。
案の定、ひとしきり迷子になったのち、ビックカメラ7階ユザワヤへ。
Y(13)とR(10)の発表会の衣装を仕立てるための生地を買った。
いつもは三宮店へ行くけれど、
わりと近いからなんば店もまた来よう、とおもった。
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帰りの電車で、
「きょう・・らいぶ・・?いったっけ?」
とS(3)がつぶやいたのが、おかしかったです。
おしまい