つばめラジオ

三姉妹の長女&三姉妹の親の備忘録

生まれて初めて、誰かの気持ちを知ったなら・・・/運動会と取立て屋編

この秋は、運動会に4つも行くことになった。
さまざまな競技をみた。
なんとなく、音楽フェスに行った感じ。
・・・体力がいって、少々頭がこんがらがった。

どれもお天気にめぐまれたのは、よかったけれど、
やっぱり、これでもか!って感じで日焼けした。
秋の紫外線は暴力的やわ、まったく。

そもそも、
UVカット手袋やら、UVカットローションやら、
UVカットマフラーやら、UVカットハットやら、なんやらかんやらに、

もう私はすっかり飽き飽きしてるんざますよ。。。
めんどくさいんでざますよ。。。
で、使用を怠りがち。
で、後悔!
とほほ。

「後の祭り」
ことわざの意味を、
またひとつ、身体で知ったのでした・・・。

ああもう来年の夏は、ブルカを着ておきたい。
そして3ヶ月バカンスをとって、巴里の街でも観光したい。
(あの服は、日除けですよね?)

■ ■ ■ ■ ■

そのうちの一つの運動会で、
ちょっとした裏方っぽい係をした。

準備・当日、ほぼとどこおりなく、
なんとか役目を果たすことができ、
ホッとしていた。

あとは、運動会で使われた<6組のゼッケン>を回収し、
取りまとめて上の人に返却すれば、私の任務完了。
もう、らくらく済むはずだった。。。

        • -

・・・しかし、
一週間たっても<ゼッケン>の返却のない家が、二軒。

「ありゃりゃ・・・」と思いつつ、仕方がないので、
上の人へ謝罪のメールを長々と打ち、
その二軒のポストに、<ゼッケン>督促のメモを投函した。
(督促といっても、そこはカラフル/ニコニコマーク付きで!)

        • -

翌日、
一軒からは、遅延を侘びたメモと品物が届いていたが、
もう一軒の●さんからは、音沙汰なし。(日曜)

さらに2日間も連絡がないので、仕方なく●家に訪問した。
小2の娘さんがインターホンごしに応対してくれるも、よく聞きとれず。
どうもママは風邪だと言いたかったようだ。(火曜)

また翌日。
またもや●家に訪問すると、パパが窓越しに応対してくれた。
「カミさんまだ帰ってないんで、わかんないす」と。
・・・運動会から9日がたっていた。

ママ友たちと遊ぶ日だったので、いちおう、ちょっぴり愚痴ってみた。
すると、ママ友たちが●家の人にすごく怒ってしまった。
それにビビった私は、
もう一度督促状を書こうか・・・と思ってたのを、
やっぱりやめた。(水曜)

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そして、夫には自分の本心を話してみた。
「もし自分が責任者だったら、いくら遅れられてもぜんぜんストレスじゃないんだけど、
上の人の××さんに渡さなあかんっていうのがあるから、もうめっちゃストレス〜!」

夫は言った。
「それは、、、中間管理職の苦しみそのものやな!」

「そおなんや・・・。
なんかなあ、なんべんも家に行ってかえせーかえせーって言って、
手紙まで入れて、
それでも返してもらえなくって、
上の人に迷惑かけるし、怒られそうで、
もう、
借金の取立ての仕事してるみたいな気分やわ。
取立ての人らって、ほんとうはただボスが怖いんやと思う。
それで、ボスは、そのまた上のボスがいて、
怖がってると思うし。
なんだかあの人たちの気持ちが、うまれて初めてわかった気がする。
ああなんだかすごくかわいそうな気がしてきた・・・」

<恐怖の連鎖>について、しみじみと語り合ったのだった。
そして、
しょうもないことでストレスを感じるなんて、やめとこうと思った。

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翌日、しかたなくまた●家に訪問したら、
やっとママに会えて、すごく謝ってくれた。
それで、「ゼッケン、今、干してるんで後で持って行きます」と言った。
かわいい顔で。
・・・運動会からすでに10日がたっていた。

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そして私は、その数時間後に、<6組のゼッケン>を回収・返却し、
運動会にまつわるすべての任務を完了することができたのでした。
その晩はワインをたくさん飲みましたよ。
めでたしめでたし。