つばめラジオ

三姉妹の長女&三姉妹の親の備忘録

カプースチン⇒プロコフィエフ⇒UEHARA Ayako ウェブのプールを泳ぐ土曜日

you tubeで、上原彩子さんの演奏をいくつか視聴した。

悲しくもないのに泣けてきたり、
10分くらいある曲のつづきをもっと聴きたくなったり、
ってことは、素晴らしい演奏家なんだと思う。

ずっと前にテレビでちょっぴり見たときにも「好きな音楽」って感じたけれど、
またすごく好きになった。

私は音楽の素人だから、
細かい比較はできないし、小さな欠点には気づかないけど、
それは、私の守備範囲ではないから、ま、いいのです。

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ただ、音楽を聴くときに自分で気をつけたいな〜ってことが、ひとつある。
「聴覚には、けっこう<記憶>が入り込みやすい」ということ。

たとえば、ライブに行くと、
CDや、過去のライブの音が、頭の中で同時に流れてきたりする。
(逆に、CD聴いてて、ライブの音が混ざることもある。)

ほかにも、演奏家の生い立ちの情報とか。

こういうことって、
鑑賞するのに、奥行きが生まれもするけれど、不純にもなるよなあ・・・
と、思う。

毎回、
幼児みたいな新鮮な気持ちで、
なおかつ、大人な分別も持って、
聴けたら楽しいしかっこいいよな〜!

・・・ま、ほとんどのとき、幼児っぽくしか聴けない自分ですが。。。

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ものすごいパフォーマンスにあたってしまったその時は、
もう、<過去>とかはぶっとんで、<今>しかなくなる感覚になる。

いや、なんていうか・・・現実には、
“終わりがある”ってことだけは確実に知っていて、
「ああ終わってほしくないなー!」って思いが細ーく流れて、
せつなくなるっていうか。

それは、音楽に限らないけれど。
たとえば、虹とか夕焼けとか、そういうのを見てる時に似てる気がします。